乳⽜の健康を管理し、⽣乳の品質を⾒守るのが専任獣医師の役割です。
毎⽇おいしい⽣乳を安定して⽣産できるように、獣医師は指導を⾏いながら、⽇々、酪農家を⽀えています。
搾りたての⽣乳は、新鮮なまま地元・安曇野にある「信州ミルクランド」に集められます。ここは、最新の技術を駆使した衛⽣的な設備がある⼯場で、おいしさをそのままに、⼤切にびんに詰められます。
協同乳業には酪農家と獣医師との深いかかわりがあります。
獣医師は動物の病気を治す先生のことだと思いますよね。ところが、信州安曇野牛乳にかかわる獣医師たちは違います。協同乳業の社員であり、美味しい牛乳をつくるための獣医師なのです。
病気の手当てやお産の手伝いとともに、乳牛の日々の健康管理に力を入れているのです。
信州で9名。安曇野地区では4名の獣医師が、24時間体制で365日、対応し続けています※。えさの配合や、搾乳方法の指導、ストレス解消はどうしたらいいか、自然分娩を迎えるための運動など、乳牛たちの健康を見守りながら、酪農家たちを支え、アドバイスしています。
※人数等は取材時現在
限定された酪農家に育てられる乳⽜たちには、みな⻩⾊いタグがつけられています。これは、「個体識別番号」と呼ばれるもので、安⼼と安全を保証するもの。将来、乳⽜を産み育てるための、⾎統登録にも活かされてています。
酪農家から集められたそんな⽣乳※は、地元・安曇野の「信州ミルクランドあづみ野⼯場」で製品化されます。
鮮度が命の⽜乳にとって、集乳地と⼯場が近いのはとても重要なこと。
限定された酪農家で最も信州ミルクランドと近いところは、なんとわずか1-2km程度です。
「信州ミルクランド」は最新の技術を駆使した衛⽣的な製造設備を誇る⼯場。成分分析や⾵味検査などの様々なチェックを⾏うことで、質の⾼い⽣乳を最⼤限活かしています。また、安全を担保するために厳しい品質管理を徹底しています。
※生乳…しぼったままの牛の乳のこと。